AIを活用した船舶向けソリューション「Cassandra」が 日本海事協会の「イノベーションエンドースメント」認証を取得

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ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村和正)の子会社Deep Sea Technologies社のAIを活用した船舶向けソリューション「船舶の状態監視(Cassandra)」が、一般財団法人日本海事協会の革新技術を対象とした認証サービス「イノベーションエンドースメント」において、製品・ソリューション向け認証を取得しました。

本認証は、第三者機関である日本海事協会が革新的な機能を有する製品・ソリューションに対して認証を提供するものです。「Cassandra」は、船舶のパフォーマンスデータと最先端のAI技術を組み合わせ、船舶状態を可視化しリアルタイムにモニタリングすることを可能にします。クラウドベースで稼働することにより、燃料消費量、CO2排出量、船体・機関の状態を陸上からモニタリングできるように設計されています。また、AI機械学習を用いて船体汚損が燃料消費に与える影響を精密に分析し、船舶のパフォーマンス向上に貢献します。

ナブテスコは、「Cassandra」による正確な船舶状態の把握と、AIに基づく数値モデル化技術を用いた「最適運航支援サービス(Pythia)」、そして当社舶用機器事業の主機関制御システムの組み合わせにより、今後も船舶の自律運航と省燃費の実現に向けた革新的なソリューションの提供を目指してまいります。

以上

 

                                                  

■ナブテスコ株式会社について https://www.nabtesco.com/

2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。

1950年から舶用機器事業を開始し、主力製品である舶用エンジンの遠隔制御システムでは国内シェア約50%、世界シェア約40%を有する。この他に補助推進器制御装置や、電子制御ガバナシステム、電子制御エンジン向けに電子制御油圧バルブなどを提供している。生産拠点の兵庫県神戸市、韓国:釜山市、中国:上海市に加え、シンガポール・オランダにサービス拠点を持つ。