
30万トン型タンカーでのTELEGRAPH AGENT™及びPythiaの実船検証を開始
- 事業
- 舶用機器
ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村和正)の舶用カンパニーは、新製品の船速馬力制御装置「TELEGRAPH AGENT™(テレグラフ エージェント)」を日本郵船株式会社様が運航する30万トン型タンカー(VLCC)『TSUGARU』への搭載が完了し、この度実船検証を開始いたしました。この実船検証において、VLCCに合わせた最適セッティングを導き出し、低燃費の実現、GHG排出量の削減に貢献してまいります。
また、当社子会社であるDeep Sea社のAIを活用した船舶向けソリューションである最適航路船速選定支援システム「Pythia」も試験搭載します。「Pythia」は遠洋航海下において気海象を加味した最適な船速を提案可能です。その最適船速値を「TELEGRAPH AGENT™」に入力するだけで、容易に最適船速を維持することが可能となり、両システムを組み合わせることで更なる運航効率の向上、省人力化、燃費向上効果が期待できます。
当社は今後も、船員の労務軽減や低燃費化、GHG排出量削減などの社会課題解決を推進し、海運業界における、更なる省人力化と運航効率向上を目指してまいります。
以上
<会社概要>
会社名 |
: |
日本郵船株式会社 |
代表者 |
: |
代表取締役社長 曽我貴也 |
所在地 |
: |
東京都千代田区 |
事業内容 |
: |
海運を核とする総合物流事業、その他事業(不動産、客船ほか) |
ウェブサイト |
: |
会社名 |
: |
ナブテスコ株式会社 |
代表者 |
: |
代表取締役社長 木村 和正 |
所在地 |
: |
東京都千代田区 |
事業内容 |
: |
舶用推進システムの制御装置、船舶向けソリューション等の提供 |
ウェブサイト |
: |
【ナブテスコについて】 https://www.nabtesco.com/
2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。1950年から舶用機器事業を開始し、主力製品である舶用エンジンの遠隔制御システムでは国内シェア約50%、世界シェア約40%を有する。この他に補助推進器制御装置や、電子制御ガバ ナシステム、電子制御エンジン向けに電子制御油圧バルブなどを提供している。生産拠点の兵庫県神戸市、韓国:釜山市、中国:上海市に加え、シンガポール・オランダにサービス拠点を持つ。