
「ナブテスコユースカーリングアカデミー2025」に
ジュニア選手26名が参加
オリンピアンや現役日本代表選手らが講師として指導
2025年7月23日から25日までの3日間、長野県の軽井沢アイスパークにて「ナブテスコユースカーリングアカデミー2025」を開催し、北海道・青森・岩手・長野から選抜された26名のジュニア選手が参加しました。

将来の日本代表として期待されるジュニア選手の強化育成を図ることを目的に始まったこの活動は、今年で3回目となります。日本カーリング協会主催のもと、日本ジュニア選手権などに出場経験のある中高生の競技者を対象とし、現役の日本代表選手を含む講師達が実技や座学を通じて3日間にわたって指導します。
今年はソルトレイク・トリノ・ソチオリンピックで活躍し、現在日本カーリング協会のナショナルヘッドコーチを務める小笠原歩コーチ、SC軽井沢クラブ所属の山口剛史選手と小泉聡選手、KiT CURLNG CLUB所属の臼井慎吾選手、札幌国際大学所属の三浦由唯菜選手が講師を務めました。

アカデミー1日目
開校式を行ったあと、「メンタルとは何か」をテーマに座学を実施。試合で自分の力を最大限発揮するために必要なこととして、「ミスの理由をメンタルにしない」という考え方を学びました。試合中の具体的なシーンを想定したケーススタディを行い、さらにグループワークを通じて自分の感情を言語化する練習を行いました。講師の小笠原歩コーチは「メンタルとは、思考と感情を整理すること」「1つのミスで自分を下げ、自信を失うのはもったいない。今まで練習してきた自分を信じて、最後までプレーしてほしい」とジュニア選手に伝えました。
練習後は焼肉交流会が開催され、各地から集まったジュニア選手同士で交流を深めました。

アカデミー2日目
2日目より氷上での練習がスタートしました。ジュニア選手1人ひとりのデリバリーとリリースを撮影し、その映像を講師陣が細かく分析。約2時間にわたって1人ずつ、課題に対する具体的な改善方法や練習のアドバイスがフィードバックされました。
2日目の最後にはセルフコンディショニング指導として、トレーナーから疲労回復に効果的なストレッチ方法も学びました。

アカデミー最終日
3日目は6チームにわかれ、交流試合を実施。アカデミーでの練習の成果を発揮した熱戦が繰り広げられ、試合ごとに講師から戦略や戦術などについて講師からアドバイスを受けました。指導により自分の弱点を理解したジュニア選手たちは、すぐ次の試合でアドバイスを実践に活かしていました。

3日間のナブテスコユースカーリングアカデミーを通じて、ジュニア選手からは「自分の課題が明確になり、どこをどうすれば上手くなるのか具体的なアドバイスをもらえた」「同年代の仲間と一緒にプレーできて、刺激になった」「このアカデミーで学んだことを、地元に帰ってチームに共有したい」といった感想が聞こえてきました。
今後もナブテスコは、カーリングの様々な活動を通じて、
カーリング選手の育成をサポートしてまいります。
