OPEN INNOVATIONオープンイノベーション

ナブテスコでは、新商品・新事業の研究・開発において自社内に止まらず
内外の大学や研究機関との共同研究、そしてM&Aを積極的に推進しています。
ここでは、そうしたオープンイノベーションの動きをご紹介します。

新製品・新事業創出に向けた取り組み

ナブテスコは、お客さまのニーズの多様化や高度化に対して、コンポーネント販売からソリューション提供型へと転換を図っています。そのため、メカトロニクス化・システム化製品などを開発するとともに、国内外の企業・大学・研究機関との共同研究やコーポレート・ベンチャーキャピタルによるスタートアップ企業との共創、M&Aなどさまざまな方法を積極的に取り入れています。日本国内では、「ナブテスコR&Dセンター」を拠点として、オープン・イノベーションの積極的な活用を進めています。こうした取り組みを通じて、多様な技術の取り込み、開発スピードの向上、グローバルな技術人財の育成を図り、新製品・新事業の創出を推進していきます。

研究開発費の推移(連結)

研究開発費の推移(連結)

OPEN INNOVATION TOPICS

TOPIC01ナブテスコ R&D センターの開設

オープンイノベーションの拠点となるのは、大学・研究機関が集う京都リサーチパーク内にある「ナブテスコR&Dセンター」。神戸工場から研究開発部門を移転し、さらに機能を発展させた施設で2017年10月に設立。3Dプリンターによる試作製品の形状・イメージ確認、営業活用が可能です。また、金属積層造形による実製品プロトタイプの成型が可能な金属系3Dプリンターの導入により、開発初期段階における基本的な強度・機能の確認もできるようになっています。

ナブテスコ R&D センターの開設
ナブテスコ R&D センターの開設

TOPIC02ドイツのOVALO GmbHを買収

海外有力企業のM&Aでは、2017年3月にドイツのOVALO GmbHを買収。同社のモーター、コントロールユニット一体製品の開発能力を活用することで、ナブテスコの製品全体のメカトロ化、システム化を加速しています。また同社傘下のadcos GmbHが持つ「モデルベース開発」の技術は、メカトロニクス製品開発の効率や品質向上を飛躍的に高める可能性があり、今後有効活用を図っていきます。

ドイツのOVALO GmbHを買収

TOPIC03デンマーク工科大学(DTU)と風力発電開発の解析を実施

海外大学ではデンマーク工科大学(DTU)と風力発電関連の解析技術で提携しています。2014年には研究成果をEWEA2014(European Wind Energy Association欧州風力エネルギー協会)で発表、2015年度は実用化に向けた解析技術の応用を進め、2016年度にはDTUが保有する実風車を用いた妥当性確認の作業をスタートしました。2017年度からは旋回機器の監視機能の必要性を立証するため、状態監視用センサーの実用性を実機評価しています。

DTU外観やメンバーとの集合写真等

TOPIC04スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)と
パワーエレクトロニクス関連の研究開発を推進

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)とは、パワーエレクトロニクス応用技術に関する開発を目的として共同研究を開始しています。ETHはパワーエレクトロニクス研究分野で優れた基礎研究と事業化の文化を併せ持つ大学。共同研究ではパワーエレクトロニクス技術を基盤とする新型電源装置等の要素技術とその応用を推進し、ナブテスコのモーションコントロールと組み合わせることにより、精密機器、鉄道車両用機器、商用車用機器、風力発電用駆動装置など広範な製品の付加価値向上や新規事業展開を追求します。

ETH外観やメンバーとの集合写真等
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