「グローバル企業集団の一員として、自ら考え学習し、実践し続ける社員を育成し、学びの風土を醸成する。」
“人(社員)はかけがえのない財産“と考えるナブテスコでは、この基本方針のもと、さまざまな教育の場を提供しています。
入社後の3年間は「基礎教育期間」と位置づけ、ナブテスコ社員としてひとり立ちできるようにさまざまな研修を行っています。


Our Culture働く環境を知る成長を支援するための研修
入社1年目社会人としての基礎力を固める
「新入社員研修」「工場実習」
入社式を終えると、まず約1週間の新入社員研修に参加します。新入社員研修では、社会人としてのマナーやルールとともにナブテスコで働く上でのルールを学びます。ナブテスコの新入社員研修では、グループ討議やアクティビティを多く取り入れているので、実践的に学びながら同期社員の絆を深めていくことができます。そして、次に「工場実習」です。約2ヵ月にわたる製造現場での実習を通して、“ものづくりの基本”を学びます。
OJT制度
「工場実習」を終えると、いよいよ正式配属です。配属先では、新入社員一人ひとりに指導役がつくので、きめ細やかな指導を受けながら仕事を覚えていくことができます。
「OJT」とは
On the Job Trainingの略。業務を通して行う教育訓練のこと。新入社員の皆さんが職務を遂行していく上で必要な知識やスキルを上司や先輩社員などの指導担当者が随時アドバイスを与えながら、指導育成する方法です。
入社2年目個々の業務を確実に遂行し、
ひとり立ちを目指す
「2年目レポート発表会」
「2年目レポート発表会」は、入社後3年間の基礎教育期間の折り返し地点となる入社後1年半を経過したころに行います。入社後の経験を振り返り、その成果をレポートにまとめ、発表会でプレゼンします。発表会は、上司・指導役の先輩社員・同期社員の他、役員も出席する大きなイベントです。このイベントに参加することで、入社後の自分の成長と課題を整理することができ、また、文書作成力やプレゼンテーション力などビジネススキルを大きく伸ばす機会にもなっています。

職種別基礎研修
専門知識・スキルを学ぶ場が、「職種別基礎研修」です。入社1~3年目にテーマを分けて複数回開催しています。
技術系
機械・電気・電子の基礎力を身につけるとともに、ナブテスコ技術者として「Technology Innovation」を具現化する教育体系を整えており、CAEの活用によるフロントローディング設計、電動化・電子化・システム化によるモーションコントロールの価値向上につながるための技術研修を行っています。また、信頼の源である「高品質」を維持・向上させるための品質研修にも力を注いでいます。

何種類もの部品(制御因子)を少ない組合せ・試験回数で最適なコスト・品質を実現する演習です。ここでは教材にミニ四駆を使用しています。
事務系
事務系は、営業・調達・人事・経理・法務など職種が多岐にわたります。そこで、事務系研修では、これらの職種に共通して求められるビジネススキルとして、「コミュニケーション」「論理的思考」「時間管理」を主に取り上げています。研修は、ケーススタディやロールプレイングを多く取り入れており、知識の習得とともに職場ですぐに実践できるような仕組みにしています。

相手や状況に合わせたコミュニケーションのあり方を討議しています。自分たちで答えを導き出すことで、理解と思考力が深まります。
入社4年目“自律”“異文化体験”のための
「海外派遣研修」
入社4年目には「海外派遣研修」に参加できるチャンスがあります。海外インターンシップや語学学校を通じて、異文化でのビジネス体験を持ちながら異文化コミュニケーション力を向上させ、グローバル人財としての第1歩を踏み出します。
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ベトナム人の同僚たちと。日本人と異なる職業観に刺激を受け、ベトナム人のチームでリーダーとして仕事をしていく難しさと面白さを味わいました。
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実践的な英語のスキルに磨きをかける、カナダの語学学校。多国籍の仲間とともに切磋琢磨した1ヵ月間は、かけがえのない経験です。
入社4年目以降留学と実務体験を組み合わせた1年間
「海外トレーニー制度」
グローバル人財育成を目的として2012年から導入しています。これまで20名以上の社員がアメリカ・イギリス・ドイツ・インド・中国などの国で語学を学び、現地で就業体験を行いました。

海外トレーニー制度
帰国者インタビュー
米国企業の技術者との協働を通じて、
働き方の違いや業務への姿勢を学ぶ

T.H.航空宇宙カンパニー 技術部
トレーニー先
2カ月半:アメリカ
海外トレーニーとして2か月半アメリカに赴任しました。
現地ではBoeing社との技術調整への参加や製造工場、試験設備の見学などを体験しました。
現地スタッフや現地メーカーの技術者と実際に英語で交流すると、うまく話せないだけでなく、思っていた以上に聞き取ることができず苦労しましたが、細かく確認することで内容の理解に努めました。現地スタッフのフォローもあり、客先技術者との良好な関係を構築できたと思います。
また、海外での勤務を通じて、海外企業と日本企業の文化の違いを感じました。そういった違いを理解し、柔軟に受け入れることが海外との協働では重要だと感じました。
海外企業の働き方、業務への姿勢を学ぶことができただけでなく、客先工場やエアライン訪問など普段経験することが難しいことにも携わることができ、語学面だけでなく業務面でも今後に繋がる経験ができて良かったと思います。
オフタイムには国立公園に足を運び、アメリカの雄大な大自然を満喫していました。観光がてら現地の方々とコミュニケーションをとることで、英語での日常会話にも慣れることができました。
ナブテスコはいろいろな製品で国内外に高いシェアを持っている会社です。若いうちから海外で活躍する機会が増えてきていますので、就職先候補の一つとしてぜひ検討してみていただければと思います。