パワー
コントロール
カンパニー
ENGINEER
MY WORK
夢は、自分が思い描いた通りの
製品を世の中に送り出すこと
PROFILE

パワーコントロールカンパニー/設計開発

2020年入社

入社の決め手は「どのカンパニーに配属されてもいいな」と思えたこと

中学から大学まで9年間吹奏楽部に所属していました。担当は打楽器で、太鼓やシンバル、鍵盤楽器から時にはハープまで、いろいろな種類の楽器を演奏しました。大学時代には他大学の吹奏楽部とも合同で合宿や演奏会を行っており、運営委員もやっていました。月に1、2回それぞれの大学の授業や練習の合間をぬって打ち合わせを行っていましたが、短時間で内容をまとめなければいけないため、説明用の資料を用意しておくなど、社会人になっても使えるスキルを身に付けられたと思います。
ナブテスコを知ったきっかけは、大学内の「合同企業説明会」でした。「ナブテスコって何デスコ?」という広告だけは目にしていたのですが、ブースで見かけて「この会社だったのか」と足を運んでみました。1番印象に残ったのは自動ドアで、その後大学に設置されているナブコ自動ドアを見るたびに当社を思い出していました。
入社を決めた理由は、取り扱う製品の幅が広く、どのカンパニーも魅力的だったことです。「どのカンパニーに配属されてもいいな」と思えたことが決め手になりました。

自分が作成した図面が、実際の製品になる工程を見届けるやりがい

現在は、パワーショベル等に搭載されている油圧機器「コントロールバルブ」の設計・開発を行っています。CADを使って、実際に製造現場や受入検査で使用される製作図面や、客先へ送付する仕様書などを作成します。また、出荷前に行う検査の項目作成や計算、試作品ではその製品ならではの機能に合わせた検査方法も検討、作成します。実際に試験室で性能試験や耐久試験も行いますし、検査だけでなく分解調査で部品の写真撮りなども行います。それらをもとに客先に提出する各種報告書を作成します。
まだ2年目なので、あらゆるシーンでセルフチェックをする癖をつけるようにしています。図面や報告書類はもちろん、それ以外でも、1日のスケジュール、メールを送信する前、資料を提出する前など誤字脱字のような基本的な部分や、漏れ抜けなどがないか確認します。セルフチェックを重ねると、自分が忘れやすい、間違えやすい部分も分かってきます。それでも思わぬミスを発見することがあるので、仕事に慣れても初心を忘れず、続けていくようにしたいです。
まだまだ勉強することばかりですが、先輩や上司からの指示が減ってもやるべきことが理解できたときに、「知識が身に付いてきたな」と実感します。具体的には製品の油圧回路や機能、検査項目について最初は1から10まで説明してもらっていましたが、最近では、「この部分だけ試験したいのだけど…」と言われた際、試験方法や報告書に必要な項目はほぼ想定できるようになりました。一番のやりがいは、作成した図面が実際の製品になる工程が見られること、それを時には自分で試験したり分解できることです。

ものづくりの一連の流れを経験し、想像力の大切さを実感

耐久試験の計画作成から、最後の報告書作成まで1連の流れを担当できたときは、自身の成長を感じることができました。試験回路の検討も初めて行い、周りの先輩に何度も確認していただきました。実際に想定通りに油が流れるのか、検査が必要な部品が回路から外れてしまっていないか、不安は尽きませんでした。試験が始まるときも上手く圧力がかかるかハラハラしましたが、無事試験が終わったときは胸をなでおろしました。報告書作成のために製品の分解や写真撮りも行いましたが、周りの人に質問し、時には力を借りながらどうにか完遂できました。1回徹底的に作業させてもらえたことが糧となり、以後の作業速度がかなり上がりました。
加工機で、簡単な部品加工なども行いますが、プログラムを作る際に図面との比較不足で位置がずれてしまったり、つながらないはずの溝がつながってしまったりしたこともありました。その時は予備もあり事なきを得ましたが、納期が迫っている場合も多いので、確認が大切だと改めて思いました。他にも、ベンチでの試験時に、ポートの位置を考慮せずに配管を決めてしまったため、ホースをつなぐ際に工具が入りにくかったり、ホースのこすれ防止対策が必要になるなど、事前に考えておけば短縮できたかもしれない作業が多く、想像力が大事だと実感しました。
今後の目標は近いところでは、自分の担当をもち、お客さまと技術的に打ち合わせができるようになること。次にそこで聞いた要望や改善点、お客さまの話をもとに、アイデアを出し、製品に組み込んで、出荷やその後の調整までフォローできるようになりたいと思っています。最終的には、自分が思い描いた通りの製品を世の中に送り出すことが夢です。

1日のスケジュール

  • AM

    8:00

    出社

    8:15

    メールの確認と
    今日やることのチェック

    9:00

    資料作成

    報告書などの資料作成や図面の修正等を行います。

    11:45

    昼食

    自分のデスクで食事。

  • PM

    12:30

    製品の調査や性能試験

    試験室で製品の分解調査や性能試験を行います。

    17:00

    退社

    18:30

    帰宅

    帰りにスーパーに寄って、料理をしています。

ナブテスコのここが好き!

ナブテスコで扱っている製品は、ふだんあまり目にすることがないものも多いですが、どのカンパニーの製品も暮らしになくてはならない存在です。パワーコントロールカンパニーでは建機を動かすうえで欠かせない製品を作っていますし、私が担当している「コントロールバルブ」はいわば建機の司令塔の役割を担っています。ふだん見えなくても、大きな力で物を動かしているという実感があります。他にも、同じ会社なのにカンパニーが違うだけで全く違う会社に勤めているように感じる部分もあるので、同期内の意見交換だけでも様々な発見があります。特に、このコロナ禍で他社の方と話す機会も減る中では、同期という身近な人から様々な話を聞けるのは魅力の1つではないかと感じます。