グローバルの現場から

中国

上海納博特斯克液圧有限公司

2012年入社

駐在国
中国
駐在期間
2019年~

加工・組立工程の改善で生産リードタイムを短縮、
出来高向上や原価低減に繋げる

当社では油圧ショベル用「走行ユニット」「旋回ユニット」の製造、販売を行っています。昨今の中国市場では需要増加と同時に価格競争が激化しています。これに対応すべく、加工・組立改善により生産リードタイムを短縮し、出来高向上や原価低減に繋げることが私の役割です。一方で、新機種や顧客の拡大に伴い、日本からの生産移管業務も増えてきています。試作準備から量産まで滞りなく柔軟に進められるよう、進捗管理の他、社内外との密な連携が欠かせません。
ナブテスコは、若いうちから将来役に立つ経験を積む機会を与えてくれる会社です。通常の海外駐在の他、留学から短期駐在まで経験できるトレーニー制度も存在し、海外で活躍できる機会が豊富にあります。早期より海外赴任を経験するメリットは、言語や文化の壁がある海外だからこそ、仕事の基本であるコミュニケーションの大切さを強く再認識できることです。また、日本にいるときよりもワンランク上の業務を担うことで視野が広がり、会社内での自身の立ち位置ややるべきことが明確になっていくので、毎日の仕事がより遣り甲斐のあるものになると考えています。

聞かせて、生声!

  • 日本とのギャップを
    感じたのはどんな時?

    一番違うと感じるのが、仕事のスピードと質のバランスです。日本と比較すると中国はスピードを重視する傾向にあります。実際に、仕事を依頼すると想定していた工数よりも数日早く、時には即日完了しているといったことを何度も経験しています。一方で、内容を確認すると、私の意図を明確に伝えなかったせいかもしれませんが、結果に驚くこともあります。このスピードの速さには、意思疎通の率直さも関係していると感じます。遠慮や余計なクッションを置かずに本質的な話ができるのが、中国ならではの特長だと思います。

  • 海外で働いてみて、
    感じたことを教えてください。

    海外では、責任範囲やレベルが一段とアップした業務を担当するようになり、人との繋がりにおいても一層の広がりを持つようになります。会社全体の動きにもよく目を向けるようになり、視野や知識の幅が広がったように感じます。また、限られた時間で複数の業務を同時に遂行していくためには現地スタッフの協力が不可欠になります。部内で最年少だったため、人を動かすのに苦労しましたが、単に指示を出すだけでなく現場に赴き行動で示すことで、周りの信頼を得られるようになったと感じます。

平日の仕事帰りはフィットネスジムに行って体を鍛え、週末は社内外の仲間とテニスやゴルフをして過ごしています。おかげでコロナ太りは解消され、日本にいるときよりも活力にあふれ、健康的になったと感じます。上海市内ではマンションの敷地内にジムやコートが併設されているところも多く、気軽にスポーツできる環境が整っているのが特長です。

ジムでトレーニング中