商用車用機器事業

2015年3月期および2015年12月期(参考値)見通し

2015年3月期は、海外トラック需要が減少したものの、国内需要が堅調に推移し売上高が93億円と前期並みを維持しました。2015年12月期(参考値)は、国内需要は一服するものの、東南アジア向けトラック需要の回復により売上は104億円となる見通しです。

「セグメント情報」輸送用機器セグメントの業績実績と計画

強みの源泉

長年にわたり日本車の高い品質要求に磨かれた技術力とブランド力の蓄積がナブテスコの強みです。商用車向けの代表製品のひとつであるエアドライヤーは、ナブテスコが日本で初めて開発に成功した製品であり、安全性と環境性に優れています。海外生産拠点の活用によりグローバルで事業展開できる点もナブテスコの強みです。

事業環境(機会とリスク)

日本市場において、景気対策による荷動きの増加に加え、約10年前に導入された環境規制に伴う買い替えサイクル到来により、トラックの需要は安定的に推移する見通しです。新興国市場は中長期的に年5%程度の伸びが見込まれていますが、特に、日系トラックメーカーが高い市場シェアを有するASEAN市場において、日系トラックメーカーと欧州・新興国メーカーの競争が激化しており、価格競争に巻き込まれるリスクがあります。

中長期の成長に向けた取り組み

更なる付加価値の創出および品質管理体制の強化により、継続して顧客満足度の向上に努め、国内市場におけるシェアを維持します。また、国内外拠点の活用および現地調達の推進により、有望市場であるASEAN市場における確実な需要の取り込みを図るとともに、インドでのマーケティング強化により受注拡大を図ります。

FACTSHEET

主要顧客(敬称略)

日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車、UDトラックス、日産自動車 他

生産拠点(2015年3月期末時点)

山形県村山市、タイ

市場占有率

商用車用ウェッジブレーキ用チャンバー:国内シェア約70%
商用車用エアドライヤー:国内シェア約85%

事業発展

日本エヤーブレーキは1933年に自動車用オイルブレーキを日本で初めて製造・販売しました。その後、自動車向けエアブレーキ装置の国産化にも成功。以降も安全性を目指した技術開発を行い、周辺機器の開発を進め、自動車産業の発展とともに事業を拡大していきました。
 1972年には、日本で最初に商用車用エアドライヤーの開発に成功しました。これにより、エアブレーキシステムの中に含まれる水分を除去し、発錆やバルブの凍結といった問題を解決することができました。
 その後、2004年にタイでの生産拠点を設立したほか、事業の発展に合わせて2009年にはナブテスコオートモーティブ(株)として分社化しました。2012年にはインドに合弁会社(Minda Nabtesco Private Limited)を設立し、インドのトラック市場に参入するなど、市場を世界に広げています。

1933年
商用車用オイルブレーキを日本で初めて製造・販売(旧ナブコ)
1937年
商用車用エアブレーキ装置を日本で初めて製造・販売(旧ナブコ)
1972年
日本で初めて商用車用エアドライヤーの開発に成功(旧ナブコ)
1991年
山形工場を開設(商用車用機器の製造(旧ナブコ))
2004年
タイに自動車部品製販の合併会社を設立
(Nabtesco Automotive Products Co., Ltd)
2009年
ナブテスコオートモーティブ株式会社として事業開始

MAIN PRODUCTS

  • 商用車用エアドライヤー

    圧縮空気中の水分と油分を除去し、エアコントロールシステムの耐久性と信頼性を高めます。国内のすべての大型トラックメーカーに採用されています。

  • 商用車用ウェッジブレーキ用チャンパー

    大型トラックの車輪部分に装着され、空気圧によってピストンを押すことで、ブレーキをかけます。

  • 乗用車用油圧クラッチマスターシリンダー

    MT(マニュアルトランスミッション)車のクラッチペダルからの踏力を油圧に変え、クラッチ本体に伝達します。国内の自動車メーカー各社に提供しています。

社会に役立つナブテスコ 商用車用機器

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