自動ドア事業

2015年3月期および2015年12月期(参考値)見通し

2015年3月期は、国内外市場での堅調な需要推移と為替効果により売上高は前期の427億円から464億円への増収となりました。2015年12月期(参考値)は、引き続き堅調な国内外の需要に加え、前期に実施した販社買収に伴う売上への貢献と為替効果の持続により、売上は522億円となる見通しです。

「セグメント情報」産業用機器セグメントの業績実績と計画

強みの源泉

バリューチェーン経営

1956年に国産第1号の自動ドアを世に送り出して以来、現在では国内自動ドア市場シェアの約50%を占めています。世界自動ドア市場シェアでも約20%とグローバルトップの一角を占めており、日本・欧州・北米・中国の4極での「NABCO」「GILGEN」の2ブランド展開が当社の強みとなっています。
 全世界で製品力・技術対応力を集結し、建物用自動ドアを主体に、特殊用途向け自動ドア、産業用自動ドアなど、さまざまな商品の提供から、施行、保守・管理までを一貫して担う、バリューチェーン展開も強みとなります。ナブテスコは、世界で唯一、自動ドア・プラットホームドアの世界4大市場をカバーする、ユニークな地位を築いています。

グローバル展開

日本、スイス、北米、中国の世界4拠点を軸にグローバルに事業を展開しており、ブランドと技術を広く展開できることが強みです。

販売ネットワーク

日本全国のすみずみまでをカバーするサポート体制が参入障壁となっており、ナブテスコの高いシェアを支えています。

事業環境(機会とリスク)

日本・欧州の成熟した市場では、量的拡大は限定的である一方、保守などアフターサービスの需要が安定的に推移することが期待されるほか、リーマンショック後米国における不動産市場も緩やかな回復基調にあります。一方で、スイスフラン高が、欧州域内でのビジネスにネガティブな影響を及ぼす可能性があります。

中長期の成長に向けた取り組み

海外販売会社のM&Aにより、自動ドア事業の強みであるバリューチェーン経営を強化し、事業規模の拡大を目指します。さらに、買収先との融合を促進し、ガバナンスの強化により収益性の向上を図るほか、課題のある海外子会社については、事業再構築による収益性改善を実行します。成熟市場においては、高いシェアを活かし、確実なアフターサービスの提供により、顧客満足度の向上を収益性の改善に繋げます。

FACTSHEET

主要顧客(敬称略)

各種建物⽤自動ドア:大手ゼネコン、建設⼯事会社、サッシメーカー、商業施設、病院、公共機関、産業用施設(工場等)、他多数
プラットホームドア:各国鉄道会社

生産拠点(2015年3月期末時点)

兵庫県神戸市、米国ウィスコンシン州、スイスベルン州、中国

市場占有率

建物用自動ドア:国内シェア約50%(世界シェア約20%)
プラットホームスクリーンドア:国内シェア約95%(累計)

事業発展

旧ナブコは、鉄道車両用ブレーキや自動車用オイルブレーキなどの輸送用機器とは別の新分野進出を目指すなかで、1953年に鉄道車両および建物用自動扉装置の製造、販売を開始し、1956年には自動ドアの国産第1号機を手掛けました。その後、東京オリンピックが都心を中心として爆発的な建築ブームを呼び、高層ビルが続々と建設され、自動ドアも急速に普及が進みました。同時に日本全国に販売網を展開し、きめ細かいサービス体制を構築することで1960年代前半までには国内における揺るぎない地位を確立しました。海外市場に向けても1961年の香港への輸出を手始めに、積極的に事業展開を図り、1990年代には米国市場進出の足掛かりを築きました。
 また、2011年にはGilgen Door Systems AG(Kabaグループ)の買収により、欧州市場への本格的進出を果たし、グローバルなブランド展開を推進しています。国内市場でも、2013年にはナブコ自動ドア生産200万台を達成し、その後も著名な商業施設や公共施設等で採用を増やしています。
 「NABCO」「GILGEN」というブランド展開によって、世界で唯一自動ドア・プラットホームドアの世界4大市場(日・米・欧・中)をカバーするトップレベルの地位を確立しています。

1956年
自動ドア国産1号機誕生(旧ナブコ)
1957年
大阪ドアーエンヂン(現ナブコドア)創業(旧ナブコ)
1992年
米国の自動ドアメーカーLANSONグループを買収(現NABCO Entrances, Inc.)
1995年
中国に中建納博克自動門有限公司(現 納博克自動門(北京)有限公司)設立(旧ナブコ)
2011年
スイスKABAより自動ドア部門を買収、「Gilgen Door Systems AG」設立
自動ドアおよびプラットホームドア事業における日・米・欧・中の4極体制を確立
2013年
ナブコ自動ドア生産累計200万台達成

MAIN PRODUCTS

  • GILGEN
    スイス ウエストサイド
    ショッピングセンター

    建物・産業用自動ドア

    最先端技術を投入した高信頼の自動ドア。オフィスビルをはじめ、さまざまな公共施設、商業施設に設置しています。また工場やごみ処理場といった産業用設備でも豊富な実績があります。

  • GILGEN
    パリ地下鉄1号線・13号線「bijou®

    プラットホームドア

    乗降客の安全確保のため、世界各国の路線で不可欠になっているプラットホームドア。欧米やアジアをはじめ世界各地で需要が拡大しています。世界シェア20%とトップの一角を占め、特に欧州、香港、日本の先進国市場で活躍しています。

  • NABCO
    ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)

    プラットホームスクリーンドア

    プラットホームスクリーンドアは、乗降客の安全性に加え、強い列車風の防止、空調効率向上の提供、或いは新交通システムでの無人運転を可能とするホームドアです。日本国内では95%のシェアを有しています。

社会に役立つナブテスコ 自動ドア

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