2014年度トピックス

中国における精密減速機の生産拠点設立および同国での油圧機器事業の再編

長期的に拡大が見込まれる産業用ロボット向けの精密減速機市場、特に自動化ニーズが急速に高まる中国市場へ機動的に製品を供給するため、当社は上海電気グループ傘下「上海機電股份有限公司」との合弁により、中国常州に精密減速機の生産拠点を設立します。
 これまで常州では、上海電気グループとの合弁会社「江蘇納博特斯克液圧有限公司」で油圧機器を製造していましたが、精密減速機の新生産拠点は同社の資産を有効活用し、早期製造立ち上げを目指します(2016年度に製造開始予定)。一方、同社の油圧機器事業は上海にある「上海納博特斯克液圧有限公司」へ集約し、低迷が続く中国建機市場での需要状況に沿って資産圧縮を実行します。

欧州での鉄道車両用機器事業が拡大

当社の鉄道車両用機器事業は、1925年に国からエアブレーキ装置を初受注して以来、高信頼のブレーキシステムやドアシステムを提供し続け、2015年に開業90周年を迎えました。2014年には、Bombardier Transportationから日本初の「鉄道車両用運転室ドアおよび車内ドア」のグローバルサプライヤーに認定されました。このグローバルサプライヤー認定は同社の世界16ケ国・21拠点におよぶ鉄道車両事業部門からの正式な見積引合を自動的に受領できる資格となっています。
 この認定後、当社イタリアのグループ会社Nabtesco Oclapは、2018年末の開業を目指す英国都市鉄道「Cross Rail」における車両の運転室ドアを受注し、またSiemens AGよりフランスのレンヌ地下鉄B路線向け全自動無人運転車両の乗客用ドアを受注しています。
 Nabtesco Oclapが2013年にグループ入りしたことで欧州市場内での新規ビジネス獲得に貢献しており、今後も全世界でのドアシステム事業の拡大を目指します。

Boeing 777X向け航空機器を受注

当社は40年以上にわたりビジネス関係を築いてきたBoeingから、次世代大型旅客機「777X」向け「フライト・コントロール・アクチュエーション・システム(操縦制御システム)」のサプライヤーに選定されました。
 この777Xは、1,000機以上もの納入実績がある777シリーズの最新モデルで、2020年から市場へ投入される予定です。当社は現行777向けに供給しているアクチュエーター4種に加え、スポイラーも含めた全舵面、8種のアクチュエーターについて、約300機分を一括受注しました。
 今後は777X と、2013年に受注した737MAXの2大開発プログラムの成功に向けて献身し、航空業界の飛躍に貢献します。これらへの参画は、アフターマーケットをはじめ長期的に安定したビジネスの獲得に繋がるものと期待しております。

CSR*調達の推進と国連グローバル・コンパクトへの署名

当社グループは、「独創的なモーションコントロール技術で移動・生活空間に安全・安心・快適を提供する」という企業理念のもと、人々の暮らしを支える社会基盤を構築する重要な製品を提供するとともに、CSR活動を推進しています。
 2014年4月には、グループ全体でサプライチェーンにおけるCSRを推進するため「ナブテスコグループCSR調達方針」を制定しました。また、同年4月には「国連グローバル・コンパクト」の趣旨に賛同し、これに署名しました。1999年に世界経済フォーラムのダボス会議で提唱された国連グローバル・コンパクトは、世界で13,000以上の企業や団体が参加し、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野、10原則を軸に活動を展開しています。
 これを機に、グローバル企業としてより一層のCSR経営に努めてまいります。
*CSR:企業の社会的責任、Corporate Social Responsibility

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