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> 高畠 敦
「NABCO」のマーク
普段、皆さんが何気なく通っている自動ドア。次からはほんの少し立ち止まって注目してほしいものがあります。「自動」と表示されたマークの中にある「NABCO」という文字です。以前から知っていたという人はかなりのNABCO通と言えますが、自動ドアシステムは、当社の代表的な製品の一つで、建物用自動ドアでは国内45%、海外では約15%のシェアを占めています。 また、新幹線のドアも実はナブテスコグループが約95%を供給しています。
設計から海外営業へ
私は建物用自動ドアシステムの海外営業を担当しています。最初の赴任地はシンガポール。といっても実は工学部・機械工学科の出身で、エンジニアとして入社し、シンガポール赴任前までは設計を担当していました。言葉の問題もあるし、そもそも経験もない営業をいきなり海外でできるのだろうかなど、いろいろな不安がありましたが、エンジニア出身の私にしかできない仕事があるはずだ、会社もそれを期待しているのだろうと気持ちを切り替え、新天地へと旅立ったのです。
とはいうものの、やはり現実は厳しいものでした。事務所の人数はわずか数名。まさにゼロからのスタートで、電話帳を開いてはアポイントを取り、足を運ぶということから顧客の開拓に着手。新聞や雑誌で大型プロジェクトが報道されると、何か関われることはないか、と接触を試みました。なかなかスムーズに運ばず焦る時もあったのですが、地道な努力は実を結ぶもので、バンコク新国際空港向けの大型回転ドアを受注することができました。海外赴任を終えた今も、日本、タイ、シンガポールを飛び回る日々が続いています。
大型プロジェクトの醍醐味
大型プロジェクトの案件では、「揺りかごから墓場まで」を自分の采配で動かす、まさにスタートからフィニッシュまで事業を取り仕切るおもしろさに魅せられています。もちろん、儲かる儲からない、ましてや何億のお金ですから、設計項目においても価格の変動には慎重な対応を要求されますが、この醍醐味はぜひ、皆さんにもいつか味わってほしいと思います。
自分が思っている分野とは別の世界にも自分を生かせる仕事が眠っているものです。全てにおいて前向きに、そして責任とは何かを問い掛けつつ社会人生活を迎えて下さい。