板倉秀和 奥藤 秀和 亀山祐典 高畠敦
中崎 雅樹 馬 迎暉 森 弘樹 渡辺 晃治
奥藤秀和
エンジニア同士の共通の思いを製品開発へ託す
技術グループの仕事
共同開発第一号のメンバー
 経営統合の大きな目的の一つが、研究開発力の一層の強化です。両社の高い技術力の融合により新しい製品や事業が生まれ、世に送り出されていく。これは一人のエンジニアとしても胸が躍るものであり、両社の共同開発第一号のメンバーに選ばれたことは、私にとって願ってもないチャンスでした。このプロジェクトが今後のモデルケースともなりますので、責任の重さを感じましたが、他社ではどのように研究が進められていくのかを学ぶ貴重な機会であり、楽しみでもありました。
ティーエスコーポレーションとナブコ、唯一共通する製品分野が建設機械用機器でした。従って、共同開発もまずこの分野からスタートしました。テーマは「遊星機構用新歯型の開発」。建設機械の操作には減速機が用いられるのですが、その減速機に最適な歯型を開発することで、大幅なコストダウンを目指すというものです。
それまで、異なる開発環境を持っていたパートナー同士の共同作業という難しさはもちろん、モノの品質、性能を損なうことなくコストダウンを行うことの大変さを日々感じつつ、それだけに試作評価で十分満足できる結果が得られた時は、思わずガッツポーズ!が出ます。
同じ目標のもとに集結
 会社が違えば、当然仕事の進め方も異なります。初めは共同開発なんてスムーズに進むのだろうかという危惧もありましたが、やはりエンジニア同士、「よいものをつくりたい」という思いは共通していました。特に私たちの製品は一般の人の目にふれるものではありませんので、その道のプロフェッショナルが見たとき「これはすごい」と評価してもらうことが一つの大きな目標です。同じ目標を持つ者同士、細かい違いはありましたが、違和感なく仕事がはかどったのには、自分でも驚くほどです。
お互いの職場を行き来する間にかいま見た、「時間を忘れて仕事に没頭する姿」には大いに刺激を受けました。製品という有形のもの以外にも、プロジェクトを通じて得たものは多いと思います。
学生の皆さんへ
共同開発を進める上でも、顧客とのやり取りを進める上でも、技術者に求められるのは実はコミュニケーション能力です。専門スキル・知識の豊かさと共に、そのスキル・知識を顧客のために活用するエンジニアとして、コミュニケーション能力にもぜひ注目してください。
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