板倉秀和 奥藤秀和 亀山祐典 高畠敦
中崎 雅樹 馬 迎暉 森 弘樹 渡辺 晃治
中崎雅樹
世界の一流企業との仕事が持つ意味
業務フロー
ボーイング社との取引
 入社8年目の1999年に米国シアトル近郊にあるナブテスコ・エアロスペースへ異動になりました。社員数は日本人スタッフ5名を含む40名です。現在の主な仕事は、当社の航空宇宙カンパニーの最も重要な顧客の一つであるボーイング社への営業、それに伴う業務活動です。
航空機産業に携わるメーカーが目指す大きな目標とは何でしょうか? 世界の民間航空機製造会社のリーダーは、シアトルに本拠を置くボーイング社です。そのボーイング社から技術力を認められ、ボーイング社とのビジネスを継続して拡大していくことこそ航空機器メーカーが目指す目標です。
ナブテスコの航空機器事業は1944年からスタートし、早くから数ある日本の航空機器メーカーに先駆けてアメリカに進出しました。そして今では、国際プロジェクトを展開できる企業として高い評価をいただいているのです。
高い技術力
 ナブテスコはボーイング社との取引を1976年に始め、現在まで四半世紀にわたり強い信頼関係を構築してきました。その間、1991年には最新技術を駆使したB777のフライトコントロールシステムを受注し、1995年にボーイング社長賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
このことは、高い技術力を有す世界のトップサプライヤーの一員であることを証明します。ナブテスコは、フライトコントロールの分野で蓄積された高い技術力、マーケティング力などを駆使した総合力を武器に、現在も活発な営業活動を繰り広げています。
ゼロからの営業という気持ち
 しかしながら、航空機器メーカーは世界的規模で益々厳しくなる競争環境におかれています。現在の地位に慢心することなく、新しいビジネスチャンスに向かって、常にゼロからの営業という気持ちで取り組まなければならないと考えています。
航続距離延長型B777-300ER向けフライトコントロールシステムの受注は、まさにゼロからの営業という気持ちで取り組んだケースでした。ナブテスコは、1991年に、ベースモデルであるB777のフライトコントロールシステムを受注した実績があります。しかし、B777-300ERのコンペティションでもサプライヤー各社が凌ぎを削っていたため、非常に厳しく、安心できない状況が続きました。したがって、新たにスタートラインに立って綿密な戦略を練り、受注のために様々な努力を重ねる必要があったのです。
チームメンバーである米国PARKER社、BAE SYSTEMS社との緻密な調整、ボーイング社との粘り強い交渉の結果、遂に受注という運びになりました。2002年9月の初回品納入後、11月の機体ロールアウトに招待され、そこで真新しい機体を見たときはまさに感慨無量でした。
学生の皆さんへ
高校生の頃から、いつか世界の舞台でビジネスを行ってみたいと思っていました。それならば、国際的に多角事業を展開しているメーカーをと考え、選んだのがナブテスコでした。今アメリカで、世界一流企業であるボーイング社と仕事をし、やりがいのある毎日を送っています。
キーワード
[ 契約社会アメリカ ]
アメリカに来て痛感したのは、「契約社会」であるということでした。アメリカでのビジネスは、あいまいさやいわゆる浪花節的なものは通用しません。ビジネスはすべて、最初に結ばれた契約書に基づいて進められます。契約時にリスクを最小限にすべく、漏れがないように細部に渡って条件を詰めていくことが必要です。そこで、自己啓発として、国際ビジネスには不可欠である英文契約書の法律に関する研究会へ積極的に出席し、専門書籍を独学することによって、関連法律知識の習得に励んでいます。また、生産拠点であるナブテスコから製品を輸入しボーイング社に納入していることから、米国での輸出入規制に関する関連法規の要求事項について幅広い知識を習得することに努めています。
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