環境配慮型製品の開発

わたしたちは、ナブテスコグループの企業理念に則り、独創的なモーションコントロール技術で、安全・安心・快適な移動・生活空間の提供につとめています。

設計・開発段階では、省エネ・省資源、リサイクル性などの環境への配慮を含め、お客様と社会のニーズを重視した製品化を推進することにより、市場から高い評価を受けております。

『2段スクリュー式ドライ真空ポンプ(vigo-vac)』は、2004年度優秀省エネルギー機器表彰・経済産業大臣賞を受賞しています。

また、地球温暖化防止の代替エネルギー促進への取組みについては、風力発電機用の高効率駆動装置を開発して、広く社会へ供給しています。

2段スクリュー式ドライ真空ポンプ(vigo-vac)

地球温暖化防止(省エネルギー)

ナブテスコグループは、地球温暖化防止のため、エネルギー資源の有効利用活動を行っています。

この活動では、節電や設備点検などの運用管理を維持・継続するとともに、省エネ改善テーマの設定、効果の定量的、総合的影響評価により、重点志向の改善の推進に努めています。

2006年度は、生産増のほか津工場新建屋の稼動を開始 などにより、エネルギー使用量(CO2排出量換算、以下同様)がグループ全体で7%増加しましたが、省エネルギー活動の効果により、エネルギー原単位で2.4%の向上を達成しました。


'06年度目標:エネルギー使用量原単位 1%向上
'06年度結果:2.4%向上 (達成) 
'04年度比目標:2%向上
'06年度結果 :達成 (3.7%向上)

チーム・マイナス6%への参加

わたしたちは、政府主導の地球温暖化防止国民運動『チーム・マイナス6%』に参加しました。

夏季室温の28度設定、ノーネクタイの奨励など、6つのアックションプランを初めとして、「一人ひとりができることを行い、チームとなって成果をあげる」行動への参加を、積極的に呼び掛けています。

チームマイナス6% チームマイナス6%

廃棄物の削減(ゼロ・エミッション化)

ナブテスコグループは、事業活動で生じた全ての排出物について、循環型社会形成の基本原則3R(Reduce⇒Reuse⇒Recycle)に基づいて、ゼロ・エミッションを目指した廃棄物低減活動を推進しています。

2006年度は生産量の増加により総排出物量が3%増加しましたが、埋立処分の廃棄物は14%削減でき、非有効利用の廃棄物も6%の削減ができました。

これは、2005年度に実施した加工廃液等の燃料・補助燃料化、研磨汚泥の再資源化、及び地下水循環利用による除鉄汚泥量削減の効果が発現してきたほか、廃水処理装置の改善による汚泥量削減や焼却していた梱包材のリサイクル化実現などの効果によるものでした。

また2006年度は、研磨汚泥や廃プラのリサイクル化適用範囲が拡大できました。

その結果、埋立廃棄物の総排出物量に占める比率(ゼロ・エミ率)が6%から5%に改善され、長期目標に掲げたゼロ・エミッション化は、計画通り前進させることができました。


(ゼロ・エミッション:  埋立処分量が総排出物量の1%以下。2014年度達成)
(非有効利用廃棄物: 単純焼却処理物 + 中和・無害化処理物 + 埋立処分物)

埋立廃棄物の削減
'06年度結果目標:ゼロ・エミ率:5%
'06年度結果  :ゼロ・エミ率:5% 目標達成
非有効利用廃棄物量削減
'06年度目標:前年度比 5%削減
'06年度結果:6%削減 目標達成

化学物質管理                

1. PRTR物質
当グループは、2003年3月のPRTR法の施行に基づいて、取扱量等の把握、適切管理、使用量削減等の活動を行なっています。
2006年度は、生産量の増加により、取扱量は結果的に5%程度の増加となりました。
対象化学物質は、18物質ありますが、トルエン、キシレンがその大半を占めます。
これらは、塗装工程が主な用途ですが、代替洗浄液や1回塗り塗装の採用等を検討し、VOCによる環境負荷の低減対策を進めています。

2. PCB含有廃棄物(電気工作物)
当グループは、2001年6月に公布されたPCB特別措置法(ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法)に基づいて、PCB含有のトランス、コンデンサ等を届出し、適切に保管管理しています。これらは、2016年までに処理を完了することになっています。

3. 土壌汚染
有害物質の土壌蓄積は、深刻な社会問題になることから、ナブテスコグループでは土壌や地下水の汚染防止を企業の重要な社会的責任の一つとして捉え、前向きに取り組んでいます。
2005年5月、旧横須賀工場の土壌・地下水を調査した結果、揮発性有機溶剤などの汚染が確認されたため、法に基づく届出を行なうと共に、行政との連絡を密にしながら、土壌改良や地下水浄化作業を行なっています。

4. 石綿問題について
石綿は優れた物理的性質を持っているため、あらゆる産業分野から一般家庭まで、様々な用途に幅広く使用されてきました。当グループでは、生産品、工程、設備、建物等について、過去を含めその使用状況を調査・把握して、法の順守は勿論、適切な対応措置を行なっています。
ナブテスコグループでは、過去の一部での使用を除いて石綿粉塵との係わりは殆どありませんでしたが、全退職者に石綿健康診断の案内を送付して、受診を促しています。

当社は従前よりアスベスト含有品の使用を中止すべく対策を実施してきましたが、鉄道車両用部品、航空機用修理部品、建設機械用機器等の一部に、アスベストを含むガスケット等を出荷した事実が2007年2月に判明したため、速やかに行政・顧客へ報告するとともに、回収と是正措置を行ないました。お客様をはじめ関係各位には、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。今後は管理体制の一層の強化に努めてまいります。
尚、この該当部品は、アスベストが固形化されたものであり、また機器内部に密封状態で使用されているものであり、飛散する恐れはありません。

退職者の皆様へ: 石綿を使用していた職場等におられた退職者の方の健康診断について

安全衛生管理

従業員の安全と健康を維持することは、事業継続管理の基本的要件であり、ナブテスコグループは、職場の作業環境の整備や地震・火災等の防災対策を積極的に推進しています。

2006年度は、2005年度上期の労働災害多発に対する対策の浸透により、度数率、強度率とも大幅に改善できました。

しかし、近年は設備や作業工程の多様化、複雑化等による危険要素の増加、ベテラン団塊世代の大量退職、作業者業務範囲の拡大など、作業環境は厳しくなってきています。

今後は、安全技術の継承や職場のリスクアセスメントによる予防的安全管理をさらに浸透させて、ヒューマンエラーの影響を受けない、安全で快適な環境の形成を目指します。

また、地震防災に関しては、今年10月より運用開始された緊急地震速報を有効に活用した体制の整備、訓練の継続を行い、事業継続の信頼性をさらに高めていきます。